【きらめきびと】
肩こり、頭痛、倦怠(けんたい)感、さらには不眠など現代のストレス社会では自律神経の乱れからくる症状に悩まされ、生活に支障をきたす人も増えている。「そんな人にこそ経絡治療を知ってほしい」と言う。
26歳で理学療法士になり、病院や施設で多くの患者のリハビリを支えてきた。その頃の治療の主流は西洋医学で、鍼灸(しんきゅう)などの施術はその補助的な手段に過ぎないと考えられていた。しかし、幼少期から悪かった視力がさらに悪化したため、35歳の時に勤務を続けながら大阪市立視覚特別支援学校に入学。そこで東洋医学を本格的に学ぶうち、中国伝統の鍼灸術である脉診流(みゃくしんりゅう)経絡治療に出会い、その奥深さに感銘を受けて転向を決意した。
引用 – 大阪日日新聞