鍼灸(しんきゅう)療法の世界では昔から鍼(はり)治療は便秘に効くとされてきたが、西洋医学の立場からも鍼が重症の便秘に効果があるとする研究がまとまった。

カナダ・カルガリー大学医学部の研究チームが、米国内科学会機関誌「Annals of Internal Medicine」(電子版)の2016年9月12日号に発表した。

慢性的で重傷な便秘患者の4割が治った

鍼灸や漢方などの東洋医学に科学的な根拠が薄いとよくいわれるのは、治療に効果があるかどうかを立証する際、治療を実施したグループと実施しなかったグループ(対照群)を比較する方法(臨床試験)を伝統的に行なわないからだ。たとえば、10人の便秘患者がおり、「鍼治療で4人がよくなった」と主張しても、それが鍼による効果なのか、ほかの要因による効果なのか、対照群がいないと確認できない。

引用 – J cast ヘルスケア

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